糖尿病

2 型糖尿病とは
 
糖尿病(DM)という病名の由来は、ギリシャ時代からと言われています。
尿糖が出ますが、それが特徴ではなく、血液中のブドウ糖増加、すなわち慢性の高血糖状態が起こることにより、生命の予後を左右する合併症がすべての患者さんに起こる代謝疾患群です。
その原因として、ブドウ糖を代謝するホルモンであるインスリンの作用不足が注目され、膵臓のβ細胞からの分泌不足や、分泌後の標的組織である、脂肪組織、筋肉組織、肝臓などで使われにくくなるインスリン抵抗性により生じると考えられています。
 
症状
初期はほとんど無症状で、口渇、多飲、多尿、体重減少、易疲労感などのDMに典型的な症状は、悪化してから起こります。
 
当院の取り組み
新虎の門会としての取り組みですが、現場で必要な人材育成として、院長は糖尿病協会の糖尿病療養指導医の資格をもち、またスタッフは糖尿病療養指導士・支援士(CDE-Chiba)の認定講習などを受けています。
 
最近注目されているDM
緩徐進行Ⅰ型糖尿病(SPIDDM)があり、2型として治療されていた方が、数年くらいのうちに徐々にコントロール不良となり、インスリン治療が必要となるタイプです。
また、治療中に増悪する患者さんの中には、がんなどの悪性腫瘍が発症しているケースもありますので、精査が必要となる方もいます。
 
特に注意すること
健診・人間ドックの空腹時血糖値を 100未満に保ち未病の状態に留めておくことが大切で、100以上になった時には、すみやかに生活指導・支援をお受けになることをすすめします。また肥満症があれば、改善しておくことが重要です。外来にご相談ください。